2011年8月1日月曜日

夢見る家具


昨日の本の紹介から引き続き、これも大正時代から昭和初頭にかけて活躍した家具デザイナーの図録。私の好きな時代・・・
新聞の紹介で、表紙の写真にひと目惚れして迷わず取り寄せました。
まさに私の求める世界観を見事に表現している家具たち、そしてお部屋・・・

お部屋に名付けた名前がまたどれも素敵なんです。
表紙の部屋は「眠り姫の寝室」・・・グリム童話から着想を得ているのでしょう・・・
ほか、「鳥の書斎」・・・ これはオスカーワイルドから・・・
「朱の食堂」・・・ は三三九度の真っ赤な盃から・・・
いずれも眠っていた文化の記憶が呼び覚まされるような・・・・

耽美的かつフェミニンな家具たちは、この時代の竹久夢二や蕗谷虹児などにも通じるものを感じます。
こういう物語を感じさせてくれるものたちが大好きです。

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